滋賀県生まれ。父の仕事の関係で3歳から10歳まで秋田県羽後町で育つ。
1998年立命館大学産業社会学部卒業、2000年立命館大学大学院社会学研究科卒業（修士）。

2004年上京。都内のWebデザイン誌編集部に勤務後、2006年に独立しライターとして雑誌やWebニュースサイト、オウンドメディアなど幅広い媒体、またクリエイティブ系やデジタル系など各種分野でインタビューや執筆を行う。

2020年Uターンし2023年行政書士試験合格。
2024年に行政書士川木清かわきせ事務所を開業。

「川木清」とは「かわきせ」と読みます。一般名詞ではなく、私の家で使われてきた目印のようなものです。

かつて木村家のご先祖様は水田を持ち稲作をしていたそうです。トラクターなど便利な機械もないので、さまざまな作業を近所の家々で協力して行っていました。農作に関わる神事や日常的な仏事も多いので、行事のたびに家から器や道具を手に集まるのです。だた、同じような農具や道具なので、混ざると探しだすのも一苦労。そこで、私のご先祖様は道具のいろんな場所に目印をつけていたのです。名字のない時代は「川セ」、少し後の時代になると「川木清（かわきせ）」になりました。つまり、「川原（かわら）」の「木村 清右衛門（きむら せうえもん）」の頭文字なのです。清右衛門は明治時代の人間ですが、江戸時代から木村家の男子は「清」を使う名前が多く、父にも使われているので目印はその頃から同じです。
何かと目にする機会が多かったためか、この目印は幼い頃から頭の片隅にずっとあるものでした。そして事務所名を決める時になり、この目印ならばご先祖様も見守ってくれるかもしれない、と思ったのです。

ちなみに私の名前は、若い苗を示す「早苗」です。小さな苗は、豊富な川の水と木に守られ、清らかな空気を吸って成長できました。みなさんの思いが詰まった夢や望む未来は、今はまだ小さな苗かもしれません。その小さな苗を川のように豊かな知識と木陰のような安心で守り、大きく成長させるお手伝いをさせていただきたい。そんな意味も込めています。